神戸市の歩道橋コンペティションで最優秀

2019.4.22

神戸市の税関前歩道橋設計競技(コンペ)で当社の作品が最優秀に選ばれました。
対象となるのは、神戸市の三宮駅から南に延びるフラワーロードと、沿岸部をとおる国道2号の交差する地点にかかる歩道橋を架け替える計画です。
三宮地区から、国道2号をこえてみなとの森公園へ、そして、再開発の予定されている新港突堤西地区をつなぐ、「渡りたくなる歩道橋」が求められました。
当社は全体アドバイザーの二井昭佳教授(国士舘大学)、パートナーの株式会社イー・エー・ユーと共に、やわらかく軽やかな曲線を意識した歩道橋とその周辺空間のを提案を行いました。
神戸市発表の審査結果には当社提案が評価を得た点として、以下の3つが挙げられています。

  • 東遊園地の一部を使うことで、緩やかなカーブの平面線形を生むとともに、主塔と吊り構造のケーブルが織りなすやわらかな曲線によってシンボリックな造形美が表現されている
  • 桁厚さ500mmで、提案書のなかでも最も薄く、軽快なデザインで、周辺環境と調和している
  • 交差点北西側からのアプローチ勾配は4%、幅員は5mで、提案書のなかで最も緩やかで広幅員のスロープであり、安全・安心で快適な歩行者の移動空間を実現することが期待できる

また、提案全体として、機能、景観、デザインのバランスが取れていること、技術やマネジメントの点でも優れているとの評価をいただきました。
このコンペ方式で最優秀作品を提出した設計者が、予備設計(基本設計)業務の委託先となるため、当社は引き続き、市民のみなさまと共に、愛着がもてる空間を創出するために力を発揮していきます。

対象場所→ Google Map