大学学部講義のおさらい的な内容、大学院レベルの専門的な内容、さらに、データサイエンスやAIといった共通的な内容、国土政策に関する内容まで幅広い研修を展開しています。
今後、専門講座や応用講座、共通講座については、更に内容を拡大していきます。

EJアカデミーの講座紹介

開催講座例は画像をクリック
基礎講座は業務の基本となる科目を学び直す講座です。
基礎講座には構造力学、土質力学、水理学、都市計画などがあります。
専門講座ではOJTでは身につかない専門技術力の習得、業務上のノウハウや暗黙知の伝承を目的とした講座です。
専門講座には地盤工学、数理地盤工学、現場に学ぶ地盤防災、河川工学、沿岸域工学、交通計画、水圏環境学などがあります。
専門知識の深化による応用技術力の向上を図る講座です。
専門講座としては、構造物維持管理、橋梁デザインがあります。
共通講座では多様な技術への興味や技術力向上意識の促進を意図した様々な講座があります。
共通講座としては、行政政策(都市、道路、河川、港湾、砂防、下水道、農業土木、用地補償など)、話し方、コミュニケーション、災害情報学、AI基礎、データサイエンスなどがあります。

<受講対象者>
主として若手から中堅の技術者
内容によっては事業推進、管理・事務の社員も受講可能です。
(社員からの応募制)

<講師>
主として社外講師を招聘
大学の教員(研究者)を中心とし、フリーアナウンサーや人材組織コンサルタント等の専門家も担当しています。

  • ビデオ会議ツールを活用したオンライン講義です。
    全国の支社支店からリアルタイムに受講できます。
    録画視聴での受講も可能です。
  • エキスパート技術者も参加します。
    社内のエキスパート技術者が協力者として各講義に参加し、講師と受講者を交えた意見交換や実務への適用などの助言を行います。

 

校長メッセージ

私たちは、社員のアップスキリング(Up-skilling)とリスキリング(Re-skilling)のプラットフォームとして、2021年にEJアカデミーを発足させました。
この背景としては、当社の教育訓練に関して多様な議論を重ねる中で、基礎固めの重要性が再認識されたことが挙げられます。
会社の規模拡大に伴い、若手技術者を育成するスピードとその質を高める必要性が年々高まっていること、またトップレベルの技術者を育成するためには基礎的知識の定着が不可欠であることが認識されました。部門や部署単位の勉強会、OJTでは、対象が高度に応用的な内容となるため、その前提となる本質的な事象を見逃してしまう可能性を危惧する声も聞かれました。
EJアカデミーでは、若手~中堅社員(指示された作業をこなすといった段階を過ぎて技術者として自律的な判断ができるようになる世代)を中心に、基礎および応用技術を体系的に学びなおす機会を創ることにしたのです。
さらに、例えば政策的な科目については、営業職であっても技術者と同様の知識習得が必須であることから、さまざまな職種・階層の社員も学ぶことができるようにしました。
今後も、社員の成長に寄与できる教育研修の仕組みとして、さらなる講義項目の拡大や講義内容の充実を図っていきます。

EJアカデミー校長 磯山 龍二

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受講者の声

  • 今回、EJアカデミー「構造力学」を受講しました。受講内容は大学で学ぶことがほとんどでしたが、実務を経験してからの受講であるため、違った考え方・見方により、さらに知識を深めることができました。
    (インフラ保全事業部 中部支社 所属 入社13年目)
  • 「河川工学」の講義では、業務でよく使用する数式について、普段はあまり意識していない各項の意味や解釈等についての説明もあり、新たな知見を得ることができ、直近の業務に役立てる内容であったと感じています。
    外部研修や業務のOJTで得る知識は、社会情勢に応じたトレンドのものが多く、一定の内容に偏るため、今回のように「河川工学」の枠組みの中で様々な内容の講義を受けることができたことは非常に有意義でした。
    (国土インフラ事業部 関西支社 所属 入社3年目)
  • 「地盤工学」は、応用的な内容のため難易度は高いですが、講師の先生の丁寧な説明と、イメージ図を用いたわかりやすい資料は入社1,2年目の若手社員にも理解できると思われます。
    また、講師の先生は元当社社員という立場であるため、設計業務で必要な知識・考え方を把握されており、実務的な視点でご教授いただいたため、今後の業務に活かせるような受講ができたと考えます。
    (国土インフラ事業部 中部支社 所属 入社14年目)
  • 「沿岸域工学」は、学生時代研究していた内容に似ており単純に興味が湧いたことと、現在私が携わっている防災計画策定業務や防災訓練支援業務に活かせるものがないかと思い参加いたしました。
    講義では、高潮や津波発生の原理など基礎的なことから、講師の先生が被災地に行った際の調査結果、今後の課題等興味深い内容まで内容の濃い講義をしていただき、実際の業務に活かせると思える内容もあったので、今回学んだ知識を役立てていきたいと思います。
    (防災保全事業部 東京支社 所属 入社1年目)

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開催講座例

土木の計画・設計に携わる技術者に必須となる土木工学の基礎講座。大学の学部講義程度の内容で業務の基本となる“科目”を学び直します。

  • [構造力学] 梁理論、たわみ角法、固定法など
  • [土質力学] 土の構成、透水、全応力・有効応力、圧密、締固めなど
  • [水理学]  静水力学、管路の流れ、開水路の流れ、運動方程式など

基礎講座の理解をさらに深めるなどにより、OJTでは身につかない専門・応用技術力の向上を目的とした講座です。さらに業務上のノウハウや暗黙知の伝承につながる内容も。

  • [地盤工学]  せん断強さ、土圧、地盤の支持力など
  • [沿岸域工学] 海岸工学や沿岸域工学の基礎、沿岸域における防災と環境に関する現状と課題、数値解析手法やツールの利用方法など
  • [現場に学ぶ地盤防災] 災害の実例をもとにした、原因、メカニズム、予測、さらには、設計、対策工、制度など

多様な技術への興味や技術力向上意識の促進などを目的として、行政機関経験者による行政・政策の現状と将来、話し方やコミュニケーション技術、さらには新規の技術分野などの内容を実施。

  • [行政・政策](都市、河川、用地補償など)
    行政・政策の仕組みやその課題、法的面での基礎知識など
  • [コミュニケーション] “伝える“、”聞く“ということに焦点を当てた、人とのコミュニケーションについて学ぶ

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