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測量・補償

道路占⽤適正化に向けた物件調査を3次元で漏れなく実施

2021.04.10

写真解析(対象物と撮影位置)

 

道路占用適正化の取り組み

 道路法に基づいて国・市町村等が管理する道路に物件等を設け、継続的に道路使用することを一般的に「道路占用」といい、あらかじめ道路管理者から「道路占用許可」を得る必要があります。
 国が管理する国道では各地方整備局において占用物件の調査を実施し、許可なく設置している占用に対しては設置者へ占用料に関する説明を、交通の安全を阻害する占用に対しては占用者へ撤去依頼を個別に説明するなど、適正な道路の利用および事故の抑制、街並みの美化を図っています。
 「道路占用適正化業務」は、このような調査や個別説明と共に、占用物件台帳の整理などを行う業務です。
 標準的な業務内容は、主に以下の5段階があります。
1. 過年度の調査結果確認や現地踏査などの事前準備により新たな占用物件の整理・確認を行う
2. 現地調査にて各占用物件の種類・占用面積等を計測
3. 調査結果より占用の適否を判断
4. 調査結果を指定帳票に整理し、個別説明後の状況も追加
5. 不法占用物件の是正に関する説明
(占用基準を満たしているが届け出されていない物件は「申請依頼や占用料⾦の支払いに関する説明」、占用基準を満たしていない物件に対しては「撤去に関する説明」)

対象物を立体的に把握

 本業務では上記2.を行うため、まず「物件計測手法の各種提案」を行いました。その一つとして3次元で物件の把握が可能な手法を提案しています。
 これまでのメジャーや標尺、トータルステーションを使用した計測では、高所にある占用物件や人通りの多い場所に設置された占用物件などは正確な計測が困難なこともあり、今回調査の対象の一つである高所の看板もこれに該当していました。そこでこれらの調査対象物の状況に応じた調査手法として、携帯式レーザー計測機および三次元写真解析技術を併用することを提案しました。そして関係者への説明や周辺地域の方への広報を行った上で、実際の現地調査を行い、高所にある看板の計測や傾いた傾斜状況を短時間で安全に計測することができました。
 

傾斜している占用物件(三次元解析により360°表示)

従来手法による観測(トータルステーション)

業務名
R2高崎河川国道事務所(桐⽣管内)道路占用適正化業務
業務内容
道路占用物件調査 149件
期間
2020年11月3日~2021年3月26日
事業主体
国土交通省 関東地方整備局 高崎河川国道事務所

レーザー:国土交通省(国土地理院を含む)やJIS(日本工業規格)ではレーザと称する