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測量・補償

砂防施設(遊砂地)設計に伴うUAVレーザー計測

2021.03.26

土石流危険渓流で急がれる砂防施設整備

 国土交通省が進める「i-Construction」では、3Dデータの利活用を2020年からの運用開始としており、設計に必要となる現況地形を3次元測量により取得する機会が増えています。
 土石流危険渓流が多数分布する木津川水系では、平成23年9月に発生した台風12号による豪雨(名張観測所237mm/日)により、山腹や急傾斜地での崩壊が発生し甚大な被害が発生しており、砂防施設の整備が急務となっています。

狭隘な山間部での正確な測量

 本業務は、木津川水系(三重県域)において、砂防施設(遊砂地)の予備設計及び詳細設計に必要な地形モデルの作成をUAVレーザー測量により実施したものです。本業務の測量は、設計におけるCIM活用及び施工におけるICT活用に有効なデータを得ることを目的としており、さらに計測した3次元データを基に、遊砂地の効果量検討・算出を行いました。

 現地は山間部の狭隘な地形であるため、従来の測量方法では地形データの取得に多くの時間と労力が必要でした。UAVレーザー測量を行うことで、短時間で安全な作業環境で詳細な3次元データを取得することが可能となりました。
 さらに、本業務ではUAV飛行コース間のラップ率を拡大、フライトコースや対地高度を変えての複数回計測、地上レーザー計測による補備測量を実施することで、必要とされた詳細度300を満たす成果を提供しています。

  

業務名
木津川水系(三重)砂防施設UAV測量業務
業務内容
2級基準点測量20点、4級基準点測量66点、UAVレーザ測量0.31㎢(11箇所)遊砂地の効果量検討1式(11箇所)
期間
2020年2年10月28日~2021年3月26日
事業主体
国土交通省 近畿地方整備局 紀伊山系砂防事務所

レーザー:国土交通省(国土地理院を含む)やJIS(日本工業規格)ではレーザと称する