淀川左岸線開削トンネル設計(堤防と一体の道路トンネル)

2018.3.30

  • 完成イメージバース図

  • 断面イメージ図

淀川左岸線(2期)は、政府の都市再生プロジェクトとして位置付けられた「大阪圏の新たな環状道路(大阪都市再生環状道路)」の一部を構成する道路です。
この道路は淀川に沿って走る部分が、道路トンネルと堤防が一体となった、前例のない構造として計画されています。これにより、堤防も強化しながら、道路の上面を環境や景観に配慮した歩行者専用道路や緑地帯を整備することで、川と街がつながった憩いの空間を創出することが期待されています。

対象とする800mの区間について、詳細設計及び工事に向けた契約支援(要求水準書、評価基準書、入札説明書、契約書)を担当しました。
主な業務内容は、下記のとおりです。

  • 2連1層(頂板端部、側壁上部を切欠いた形状が基本)の函体工設計(非常出口、排水貯水槽含む)
  • 仮設工設計(土留め、仮桟橋等)
  • 基礎工設計(地盤改良工)
  • 施工計画、工事設計書作成
  • 阪神高速池田線、家屋、下水幹線近接影響検討及び対策工設計
  • 縦断耐震検討
  • 鋼矢板引抜試験施工計画

淀川左岸線(2期)事業は、大阪市の街路事業と阪神高速道路(株)の有料道路事業との合併施行で行われます。また、淀川左岸線2期と並行する淀川南岸線もあわせて整備することとなっています。
本業務の対象範囲は、合併施工方式にて発注される第1弾の工事区間であり、本業務の成果が後続の工事区間の指標となる設計業務でした。

路線概要図

■関連業務
淀川左岸線(2期)外1の景観に関する検討業務委託 2010年11月15日~2011年3月31日
淀川左岸線(2期)外1の景観に関する検討業務委託(景観整備のコンセプト提案[道路、歩行者専用道路、換気所、環境施設帯]、CG、VRによる検証)
淀川左岸線(2期)と淀川堤防の一体構造に関する検討業務委託 2011年7月14日~2013年3月29日
道路と堤防の一体箇所について要求される機能・照査方法・基準等の設定、各整備段階における機能確保に関する検討、構造や対策工の検討、委員会の資料作成及び運営の技術的補助(二次元動的解析、弾粘塑性解析、非定常浸透流解析、残留変形解析)
淀川左岸線(2期)と淀川堤防の一体構造に関する検討業務委託-2 2012年2月17日~2012年3月30日
委員会で課題とされた事項について検討(施工時における地震時動的変形解析(有効応力法)、縦断方向動的解析及び長期的な健全性(二次元弾粘塑性解析)、道路概略設計(二次元非線形全応力解析)レベル2地震動の構造部材照査)
淀川左岸線(2期)と淀川堤防の一体構造に関する検討業務委託-3 2013年5月13日~2013年12月27日
委員会資料作成と、委員会運営の技術的補助(一体構造物の維持管理、モニタリング計画、施工時における確保機能検討項目の補完や再現性評価)
路線 淀川左岸線(2期)延長約4.3km(大阪市此花区高見~北区豊崎)
業務名 平成29年度淀川左岸線(2期)トンネル設計業務委託
設計範囲 800m(国道2号~阪神高速池田線間)※路線概要図青線区間
用途 自動車専用道(4車線、標準総幅員22m)
構造 2連1層ボックスカルバート(開削トンネル)
期間 2017年8月3日~2018年3月30日
事業主体 大阪市建設局