EJEC富田AMがタイ道路局・JICA合同の
Highway No.225 現地視察・技術ワークショップに参加

2026.7.3

2026年6月23日(火)〜25日(木)、タイ王国チャイヤプーム県およびナコーンラーチャシーマー県において、タイ道路局(Department of Highways: DOH)とJICA(独立行政法人国際協力機構)の連携による「Highway No.225 山岳トンネル建設プロジェクト事前調査 現地視察・技術ワークショップ(Site Visit & Technical Workshop)」が実施されました。

本プログラムには、JICA専門家チームの一員として株式会社エイト日本技術開発(EJEC)の富田哲平 エリアマネージャー(AM)が参加し、現地踏査および技術意見交換を通じてタイの道路トンネル計画の高度化に貢献しました。

プロジェクトの背景

タイ国道225号線は、タイ中部から東北部を結ぶ重要幹線道路であり、チャイヤプーム県のカオ・パン・ホーイ(Khao Phang Hoei)山岳区間は急峻な地形と土砂崩れリスク、視界不良などの課題を抱えています。タイ道路局はこの区間を「サンドボックス・プロジェクト」として選定し、山岳トンネル工法の概念設計・事前調査を進めています。

今回の現地視察は、地質・設計・環境・施工・積算の各側面から実現可能性を検討するワーキンググループが主体となり、JICAの技術専門家チームとの合同で実施されたものです。

実施プログラム(2026年6月23日〜25日)

3日間にわたる現地視察・技術交流プログラムの主な内容は以下のとおりです。

日時 内容
6月23日(火)― チャイヤプーム県
07:00 タイ道路局本局に集合・出発
14:00 Highway No.225 山岳トンネル計画区間(カオ・パン・ホーイ)の現地視察
18:00 チャイヤプーム市内宿泊
6月24日(水)― チャイヤプーム県
08:30 チャイヤプーム道路事務所にて技術ブリーフィング(事務局・JICA専門家による説明)
14:00 ナコーンラーチャシーマー県へ移動
6月25日(木)― ナコーンラーチャシーマー県
09:30 ラムタコン・ダムへ出発
13:00 タイ・中国高速鉄道プロジェクト(Contract 3-2)クロンファイトンネル工事現場の視察
15:00 タイ道路局本局へ帰着(18:00頃予定)

EJECの参加内容

富田AMは、JICA専門家チームの一員として、他3名の専門家とともに現地視察および技術ワークショップに参加しました。

参加者(JICA専門家チーム)

Associate Professor Kosuke Kawata/ Mr. Teppei Tomita / Mr. Junichiro Ogawa / Mr. Tsukasa Nakamura

ワーキンググループ(タイ道路局)

道路局本局・第6号(ペッチャブーン)・第7号(コンケン)・第10号(ナコーンラーチャシーマー)各道路事務所、ペッチャブーン第2道路事務所(ブンサムパン)

現地では、山岳区間の地形・地質・環境・施工計画のポイントについて実地で確認するとともに、チャイヤプーム道路事務所にて技術ブリーフィングを実施。工学的アプローチ・環境配慮・リスク管理に関する日本の先進知見を共有しました。また、タイ・中国高速鉄道プロジェクトのトンネル施工現場(クロンファイ・ラムタコン区間)を視察し、施工中のトンネル工事の実態から設計・施工・管理の実践的知見を収集しました。

現地視察・技術ワークショップの様子

タイ道路局・JICA専門家チーム・関係者による集合写真。

タイ道路局・JICA専門家チーム・関係者による集合写真。

  • 現地踏査において、計画ルートや対象区間の資料を確認しながら説明を受ける参加者の様子。山岳トンネル計画に関する現地確認が行われました。

    現地踏査において、計画ルートや対象区間の資料を確認しながら説明を受ける参加者の様子。山岳トンネル計画に関する現地確認が行われました。

  • チャイヤプーム道路事務所で実施された技術ワークショップの様子。JICA専門家チームとタイ道路局関係者が、設計・施工・リスク管理について意見交換を行いました。

    チャイヤプーム道路事務所で実施された技術ワークショップの様子。JICA専門家チームとタイ道路局関係者が、設計・施工・リスク管理について意見交換を行いました。

  • 技術交流の一環として行われた記念品交換の様子。タイ道路局とJICA専門家チームの協力関係を象徴する場面です。

    技術交流の一環として行われた記念品交換の様子。タイ道路局とJICA専門家チームの協力関係を象徴する場面です。

まとめ・今後の展望

今回の現地視察・技術ワークショップは、タイ道路局がJICAと連携して進めるHighway No.225 山岳トンネル計画の事前調査において、日本の先進技術と経験を直接共有する貴重な機会となりました。富田AMが参加したJICA専門家チームは、環境配慮・安全性・施工技術の観点から具体的な提言を行い、タイ側の技術力向上と計画の高度化に貢献しました。

EJECは、2026年3月に開催されたJICA主催「第1回道路トンネル技術セミナー」(バンコク)での招待講演に続き、今回の現地視察・技術ワークショップへの参加を通じて、タイにおける山岳トンネル計画の推進に継続的に貢献しています。

当社は今後も国内外において「自然環境保全とインフラ整備の両立」を目指し、JICAをはじめとする国際機関との連携のもと、技術的な貢献に尽力してまいります。