カメルーン国 第5次地方給水事業

2015.4.9

完成した井戸

完成した井戸

イスラム過激派ボコハラムが活動するナイジェリア国との国境に接するカメルーン北部州ベヌエ県では、安全な水へのアクセス率が14%(2012年)と全国平均約50%、北部州平均20%に比べても低い地域でした。

  • 住民への啓発と教育

  • 竣工式で井戸水を試飲

EJECは、JICAの予備調査(2010年度)に参加し、次いで準備調査(2012年度)を行い、北部州・極北州2州に対する189ヶ所の深井戸建設についての事業計画を作成しました。この事業計画に基づいて日本とカメルーンの2国間で締結された無償資金協力の合意のもと、EJECは詳細設計・入札支援・施工監理を進めました。工事の入札業務中に発生した過激派の活動激化など治安上の問題から一時的な中断と計画縮小を余儀なくされつつも、2015年4月ようやく57ヶ所の深井戸建設事業の竣工に至り、約2万人へ安全な水を供給することができました。この間、業務としては常に安全確保に留意しつつ、利用者住民に対する維持管理のための啓発活動を実施しました。

足踏み式ポンプによる汲み上げ
(西アフリカに普及しているフランス製ポンプ)

業務名 カメルーン国第5次地方給水計画準備調査(村落給水計画/水理地質)
期間 2010年7月1日~2010年8月20日
業務名 カメルーン国第5次地方給水計画準備調査2
期間 2011年2月21日~2012年3月30日
業務名 カメルーン国第5次地方給水計画(詳細設計・施工監理)
期間 2012年9月19日~2015年11月30日