【技術紹介】X線回折

2018.1.1

X線回折は、鉱物の結晶内部の原子配列周期とX線の波長とがほぼ同程度であることを利用し、X線が結晶に当たればBraggの条件で回折が起こり、この現象により鉱物結晶の3次元的な原子配列を把握する分析手法です。結晶の原子配列は鉱物ごとに決まっているので、これより分析試料が保有している鉱物の同定が可能となります。
この結果により、岩石の種類を決定でき基盤岩の一般的な物性値の把握、基盤岩の風化や変質程度や基盤岩の強度低下の有無など、土木地質的問題点の把握が可能で、地すべり調査やトンネル調査に有効です。
X線回折(PDF:213KB)

【技術紹介】X線回折