「ECI方式とBIM/CIMの活用による大幅な工期短縮とコスト縮減の達成(設楽ダム瀬戸設楽線トンネル工事)」が土木学会技術賞を受賞
2025.8.1
EJECが補強土壁及び土工部、工事用道路の詳細設計を担当した設楽ダム瀬戸設楽線トンネル工事施工における取組が、公益社団法人土木学会より2024年度(令和6年度)土木学会賞技術賞(Iグループ)を受賞いたしました。


本業務は中部地整で初のECI方式*が導入された業務であり、設楽ダム付替え県道瀬戸設楽線における1号トンネル、2号トンネルとその間に挟まれた大規模補強土壁の工事において、施工方法の工夫で大幅な工期短縮を図った点が評価されました。 EJECの担当した補強土壁及び土工部、工事用道路の詳細設計の業務と、セントラルコンサルタントが担当したトンネル詳細設計の業務について、設計実施段階から清水建設(工事落札候補者に特定)と発注者と施工検討の協議を重ね、施工計画に見合った詳細設計を実施しました。 ECI方式の導入が決定してから、EJECではまずECI方式で発注するための資料作成を支援しました。 その後、技術提案により落札候補に選定された清水建設と協議を重ね、施工に必要な工事用道路を含め、本線土工部、工事用道路の詳細設計を実施しました。 工事開始の2021から2023年末完成までの3年間は、想定外の地質状況に対する補強土基礎構造の変更対応、詳細な施工計画に応じた工事用道路の修正設計等を行い、事業の進捗に貢献しました。 * ECI方式とは:Early Contractor Involvement(アーリー・コントラクター・インボルブメント)の略で、建設プロジェクトの実施設計の段階から施工者が参画し、技術協力を行う発注方式のことです。
土木学会技術賞Ⅰグループとは |
土木学会技術賞Iグループは「土木技術の発展に顕著な貢献をなし、社会の発展に寄与したと認められるインフラの計画、設計、施工または運用やメンテナンス等の画期的な個別技術。(いわゆる「ハード技術」のみならず、情報システム、マネジメント手法、ビジネスモデル、制度の導入等の「ソフト技術」についても対象とする)」ものです。 |
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EJECでは、他にも以下の技術賞を受賞しています。
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土木学会技術賞(Iグループ)
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土木学会技術賞(Ⅱグループ)
■土木学会田中賞についてはこちら
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