奥和歌大橋

奥和歌大橋

奥和歌大橋

奥和歌大橋が建設された和歌山市雑賀崎(さいがさき)は、風光明媚な海岸を有し、日本遺産にも登録されている観光スポットです。そのため設計条件として、景勝地として観光遊歩道が設けられている入江を残すこと、国立公園の景観を損なわない橋梁形式であることが求められました。その結果、観光地「和歌の浦」のランドマークとなる意図も含めて、上部工は2径間連続鋼床版箱桁鋼斜張橋(橋長165m)が採用されました。
また、計画地は水深が浅い岩礁地帯であり、容易に土留矢板を打てないことから、橋脚施工法としては非常に珍しい「他で製作した橋台・橋脚を吊り上げ沈設するプレキャスト・フーチング設置工法」が採用されました。

主な業務名(期間)

箕島漁港 田ノ浦漁港関連道詳細設計(1989.1~1989.3)

事業主体

和歌山県箕島漁港事務所

撮影

2021年7月26日 和歌山県