地すべり防止対策工設計

2001.3.23

作品集:地すべり防止対策工設計

2000年10月24日に徳島市加茂名町庄山で発生した斜面災害について、その対策工法の検討から詳細設計を行ったものです。
発生箇所は、建設省所管の「山路地すべり防止区域」であり、末端部は急崖な岩盤斜面、上方部は斜面勾配20°程度の緩斜面となっていました。災害発生の規模は、長さ約60m、幅約25m、深さ約6~7m程度であり、人的被害は発生しなかったものの、マンション裏側には大量の崩土および巨礫が堆積している。災害発生後より、マンションの住民は避難している状況です。
これらの状況において、早期の災害復旧を目的とし、現地調査・地質調査を行い、対策工法の検討を行うこととしました。対策工法の検討においては、災害の発生機構および現地の緊急性、施工中の安全性等を総合的に判断し、「抑止工(アンカー工:全440本)」による対策を行うものとしました。

業務名 災害関連緊急地すべり対策工事(調査委託)
場所 徳島県徳島市加茂名町庄山
調査期間 2000年12月2日~2001年3月23日
事業主体 徳島県徳島土木事務所