独立行政法人国際協力機構(JICA)理事長賞受賞

2017.11.14

JICAでは、毎年、国際協力事業を通じて途上国の人材育成や社会発展に多大な貢献をされた事業・個人・団体に対し、その功績を讃える目的で「JICA理事長賞」及び「JICA国際協力感謝賞」として表彰を行っています。「JICA理事長賞」は、開発途上国・地域において経済・社会の発展、住民の福祉の向上等に大きく寄与した事業及び専門家、コンサルタント、ボランティア等の個人、また「JICA国際協力感謝賞」は、国内外においてJICAが行う国際協力の業務に長年にわたって協力した個人と団体に贈られます。
第13回を迎える今年度は、EJECが昨年12月までタジキスタン国で設計・施工監理・施設運転維持管理/水道事業運営指導を行っていた水道建設事業が理事長賞を受賞しました。

件名 タジキスタン国ハトロン州ピアンジ県給水改善計画
発注者 JICA(概略設計)、タジキスタン国住宅サービス公社(詳細設計、施工監理)
設計・施工監理/施工 EJEC/大日本土木株式会社
実施期間 2013年3月~2016年12月(概略設計着手から事業完了まで3年10ヵ月)
受賞者 相手国側:タジキスタン国住宅サービス公社、日本側:EJEC、大日本土木株式会社

受賞理由は、以下のように説明されています。

  1. 中央アジア最大規模の高架水槽の建設により、これまでの4倍の世帯に対して、24時間の安定給水を実現し、子供や女性の水汲みの仕事を大幅に軽減するとともに、水道料金徴収制度の大転換に大きく寄与。
  2. 厳しい自然環境や治安状況の下で難度の高い工事を円滑に行い、同国の施工技術の向上に寄与。
  3. 同事業がタジキスタンで高い評価を得て、同国でのモデル事業となっている他、日本でも土木学会技術賞を受賞したこと。