作品集:東ティモール国モラ橋の洗掘・浸食対策と護岸整備

路線名
国道A02号
業務名
無償資金協力事業 モラ橋護岸計画
場所
東ティモール国コバリマ県ズマライ市
期間
平成26年1月21日~平成27年9月15日
事業主体
東ティモール国公共事業省
施設概要
・橋脚基礎防護工2ヶ所(鋼矢板防護+大型コンクリートブロック根固)
・橋台基礎防護工1ヶ所(大型コンクリートブロック法面防護+大型コンクリートブロック根固)
・護岸工(左岸102m、右岸598m、高さ5.0~6.7m、基礎部遮水鋼矢板+重力式コンクリート擁壁+大型コンクリートブロック根固)
・附帯施設(階段工4ヶ所、取水工1ヶ所)

国道A02号線上にあるモラ橋は、川幅400mのモラ川を渡河するトラス橋である。平成23年に日本の無償資金協力で整備された新設橋(橋長220m)とインドネシア統治時代に整備された既設橋(橋長180m)の2橋から構成されている。
近年、度重なる洪水によりモラ橋上・下流部の河岸が浸食を受けるとともに、既設橋の橋台・橋脚が洗掘により基礎部が露出し極めて不安定な状態となった。
本事業は、無償資金協力事業により、国道の安全な交通機能を確保するために、既設橋の橋台・橋脚と河岸の洗掘・浸食対策を行った。
橋脚は、橋脚基礎周りに鋼矢板を打設し、前面にコンクリートブロックを配置し河床低下に備えた。橋台は、橋台周囲を布団かごで覆い、その前面にコンクリートブロックで法面を覆い、洪水時の水流に浸食されない構造とした。護岸は、維持管理負担の軽減を考慮し自立式の重力式コンクリート擁壁を採用した。
本事業では、日本の防災に対する取り組みを示すことができ、東ティ国の国土保全政策の進むべき方向性に一石を投ずることができた。また、本事業の成果は、工期を2か月短縮したことも含め、日本大使及び東ティ国から高く評価された。
東ティ国公共事業省主催の現地モラ橋で開催された竣工式には、日本国より大使、JICA事務所長、コンサル、施工業者、東ティ国より公共事業省大臣・次官・局長、国会副議長、国会議員4名が出席し、地元住民、TV・新聞報道関係者も加わり盛大に行われた。当社からは、古川副社長と他2名が出席した。


作品集:東ティモール国モラ橋の浸食対策と護岸整備